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仮想通貨をクレジットカードとして利用する方法
こちらの記事でもお伝えしたように、仮想通貨を利用した買い物の方法の一つとして、仮想通貨デビットカードを用いる方法があります。
しかしながら、国内外で数多くのサービスが乱立しており、また利用開始までのハードルが高いことから実際に仮想通貨デビットカードをお持ちの方が少ないのも事実。
そこで今回は、国内の仮想通貨デビットカードを一覧化し、それぞれの使用可能状況をまとめてみました。
※「国内」の定義としては、日本語での利用案内を出し日本顧客向けにサポートを展開しているものとします。
海外編はこちら!!
仮想通貨デビットカード 国内サービス
バンドルカード
バンドルカードは株式会社カンムが運営する、Visaプリペイドカードサービスです。スマートフォンにアプリとしてインストールすることで、リアルカード/バーチャルカードの発行をすることが可能になります。
複数ある口座入金手段のうちの一つして、仮想通貨(BTCのみ)が対応しているという感じですね。
バンドルカードでは3段階のサービスを提供しており、その全てでビットコイン入金が可能なようです。
ただし、サービスのうちリアル+という名称のものを除く2つは月額や生涯利用額に上限があるなど、実質サービスとして使い続けることを想定するとリアル+を選ばざるを得ないようです。
リアル+の発行には本人確認手続き(免許証やパスポート)が必要で、発行には600~700円、届くまでには最大2週間程度かかるとのこと。
また、宿泊施設やガソリンスタンドでの利用の場合、最低利用金額以下の利用であれば一旦最低利用金額が引き落とされた後、差分の金額が返金される挙動になっているとのことでした。
HCard
HCardはHcard Marketingというサイトが発行している、仮想通貨一体型デビットカードです。
会社概要のページを確認すると、会社名ではなくサイト名という記載になっており、カード発行元としてGlobal Cashという香港の会社名が記されていました。
そのため、運営の実体としては国外の企業が主体となっているサービスと考えられそうです。
対応している仮想通貨としては、以下が挙げられていました。
- 米ドル(USD)
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- リップル(XRP)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- テザー(USDT)
KYC(本人確認)なしでも使えるようですが、その場合には利用額の上限があるようです。
また、特筆すべきはその発行手数料の高さでしょうか。発行に350$かかるため、気軽に試すにはハードルが高いと言えそうです。
マネパカード(現在仮想通貨利用不可)
マネパカードは株式会社マネーパートナーズが運営するマルチカレンシーの海外プリペイドカードです。
マネパカードの仮想通貨対応は早く、2017年には仮想通貨取引所のZaifと連携してチャージ方法として仮想通貨のサポートを開始しました。
しかしながら、現在Zaifのマネパカード連携のページに行くと、「ただいまZaifからのマネパカードへの出金、チャージを一時的に停止しております」の表示がされており、利用は出来ないようです。
マネパカード公式の入金方法の案内としても、仮想通貨の記載がないことからサービス提供は停止されていると考えて良さそうです。
一方で、マネーパートナーズのグループ会社である仮想通貨取引所のコイネージが『マネパカードを暗号資産のブリッジに』と発言するなど、現在も仮想通貨への取り組みには前向きな様子。今後に期待です。
ペイセントカード
ペイセントカードは、Paycent Japan Co.,Ltd.が運営するデビットカードです。
利用方法は独特で、仮想通貨を直接の残高とするのではなく、一度ペイセントのサービスを経由して独自の通貨に変換してから残高とするようです。
また、HCardと同じくカード購入費用が高いのが特徴で、こちらは20,000円がかかるようでした。
運営母体が海外にあり、Paycent Japan Co.,Ltd.はあくまで販売の代行をしているという点もHCardと似ていますね。
こちらは本人確認後も利用額に上限があり、月額$50,000が上限となる様でした。ただ、実際にはこれほど使うケースは考えづらいので、実質無制限と考えても良さそうです。
まとめ
ここまでの内容を表にまとめると下図のようになります。
現実的な利用をしようと考えると、バンドルカードのリアル+が筆頭の選択肢と言えそうです。
一方で、利用額がそこまで高額にならないのであれば、SMS認証さえ通せばバンドルカードのバーチャルカードを利用する選択肢もありそうですね。
どのケースにせよ、利用額上限を無くそうとすると本人確認は必須になるため、運転免許証やパスポートを運営会社に提出する必要がありそうです。
個人を特定する書類になりますので、提出先が信用できる会社かどうか、よく吟味してからご利用されることをお勧めします!
本人確認 | 利用額上限 | 発行手数料 | SMS認証 | 本人確認 |
---|---|---|---|---|
バンドルカード(バーチャルカード) | 有り | 無し | 〇 | × |
バンドルカード(リアルカード) | 有り | 300/400円 | 〇 | × |
バンドルカード(リアル+カード) | 無し | 600/700円 | 〇 | 〇 |
HCard(KYCなし) | 有り | 350USD | ? | × |
HCard(KYCあり) | 無し | 350USD | ? | 〇 |
マネパカード(2020/11現在利用不可) | – | – | – | – |
ペイセントカード | 有り | 20,000円 | ? | 〇 |
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以上、仮想通貨の利用方法として仮想通貨デビットカードをご紹介しました。
やはりクレジットカードと同じような機能を提供するため、SMS認証や本人確認書類の提出など、セキュリティが重視されているようです。
その分、利用時のハードルが高く、また信頼できる企業かの見極めが重要と言えそうですね。
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